入院治療について

対象

慢性腰痛、関節の痛み、手足のしびれ感など3ヶ月以上続く慢性の痛みやしびれのために日常の生活や仕事に支障をきたしている方

期間

3週間(患者さまによって期間が変わることがあります)

期待できる効果

疼痛管理スキルの獲得、運動習慣の定着、活動の質と量の向上、生活リズムが整う、就労状況の改善

● 当院で入院した患者さまの平均の経過(n=24)

痛みの変化
活動の変化
気持ちの変化

内容:週6日合計18日間の集中プログラム

  • 基礎体力測定、職場の実際の動作分析などの評価
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  • 1日2時間の療法士による個別訓練 (筋力強化やストレッチ、有酸素運動などの運動療法、職場の実際の動作に準じた動きの指導など)
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  • 医師、療法士、臨床心理士による講義 (慢性痛への対応、心理的因子と痛みとの関連、運動療法の効果など)
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スケジュール例

スケジュール1日目
スケジュール2日目

    

その他、個人に合わせたトレーニングメニューを自分で取り組む時間が毎日スケジュールされています。

患者さまのお声

  • A様(60代女性)
    入院して、運動と食事の大切さを思い知らされ、退院後は出来るだけ毎日の散歩と、軽いストレッチ、食事のバランスにも気を付けています。入院中は、今まで痛いことを理由にして、何もしてこなかったので、毎日かなりきつかったですが、入院中毎日散歩して気分転換したことが、とても良い結果になったと思っています。
  • B様(50代男性)
    入院前は、痛みで何もできないような気持が続いて落ち込んでいましたが、入院中は意外と体を動かせることがわかったので、退院後も痛いながらも生活を続けていけるように、気持ちが変わり、体も動かせるようになったと思います。
  • C様(70代女性)
    今も痛いのは痛いけど、今までできなかったこと(レース編み・ケーキ作り)が出来るようになった。入院プログラムはたくさんの方と接することができ、人の温かみを感じることが出来て楽しかった。
  • D様(60代男性)
    入院中は痛み自体は変わらず、むしろ大きくなった。しかし、歩くなど、今までできなかった動作は出来ることが増えた。退院後はしばらくしてから痛みが徐々に改善されていった。
  • E様(30代女性)
    2年前に足を怪我してから、私は動くとすぐに痛みを感じるようになり、体を動かすことに大きな不安を抱えていました。しかし、入院プログラムに参加して、痛みが出ていても体は十分に動かせること、むしろ動かした方が痛みがましになるという貴重な経験をしました。意識が変わることで、安心して体を動かせるようになり、痛みについて以前より冷静に向き合えるようになりつつあります。3週間前の私には想像もできない変化に大変うれしく思っています。あきらめていたことも、今後現実的にできるようになっていけるだろうと思えたことが一番うれしいです。
  • F様(40代女性)
    「こんなことを言ったら変と思われるかな・・・」など、些細な事でもスタッフの方へ話すことで、1つずつ解決策を探してくれました。私自身の中にあったモヤモヤした気持ちが、少しずつ晴れてきました。気にすることなく、なんでも相談することで解決策がみつかった気がします。
  • G様(40代女性)
    運動習慣が全くなかったので、入院当初は毎日の運動が辛かったのですが、徐々に慣れ、体を動かす楽しみを感じ、また痛みを感じる時間が減っていることも実感しました。運動、大事です。